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ナイト・フレエム ナイト・フレエム
(2002年/カラー/DV/80分)

[スタッフ]
監督・脚本・撮影・編集:大嶋 拓
プロデューサー:小林洋一 多井久晃
主題歌:Coff「雨が上がったら」
EED:三本木久城

[キャスト]
ヒサシ:内田 龍
タマミ:不破朋美
マリ:高野まりえ
編集長:中村 拓

駆け出しカメラマンのヒサシは、伝言サービスや出会い系サイトでナンパした女性とのエッチ写真を出版社に持ち込み、それを買い取ってもらう生活を続けていた。彼の女性への興味は終始一貫、「やれる」かどうかであり、彼に想いを寄せるマリのことも、セックスの道具としてしか見ていなかった。しかしある日、心身症で外出できないというデザイナーのタマミと知り合ったヒサシは、セクシャルではない不可思議な想いをタマミに抱くようになり、そこから彼の性的な関心は大きく変貌していく。やがてひと夜をともに過ごすことになるヒサシとタマミだったが…。パーソナルシリーズ第5作。

ナンパ撮りなんかしたことないのに、観終わったあと、かつての自分の日常を顧みたような気分になった。
この「懐かしいリアルさ」は大嶋作品を観る度に感じることで、まるで過去の自分を少し離れたところからじっと見つめているような、愛しい気持ちになってしまうのだ。
---------- ケラリーノ・サンドロヴィッチ(ナイロン100℃主宰・演出家)



シリーズ最終作ということで、ついに念願(?)のいわゆる「エッチ業界もの」に挑戦してみました。中学3年生の時に「天使のはらわた・赤い教室」を見て衝撃を受けて以来、いつかはやってみたかった18禁雑誌の世界。まあ個人的には、大学卒業後1ヶ月だけそっち系の出版社で働いていたことがあるんですが、なにしろもう十何年も昔のことなので、最近の事情をリサーチすべく、実際の編集者の方に会って話しを聞いたり、撮影に立ち合わせてもらったりしました。主役の内田くんは、当時ENBUゼミのKERAクラスに在籍していた役者の卵ですが、高校時代は写真部で、今もライカでスナップを撮るというカメラ小僧。それだけにシャッターを切る動作は慣れたもので、女の子の写真を撮りながら、だんだんその気にさせていくフォトセッションのシーンは全編ほとんどアドリブ。ビデオカメラも1時間くらい回しっぱなしで、それをあとで5分程度に編集しています。
またこの作品では、ややハードな描写のシーンがあったため、素人さんには荷が重いだろうということで、初めてインディーズ系のビデオに出ている女優さんに出演してもらいました。内田くんの彼女を演った高野まりえさんで、いろんな意味でとても可愛らしい女性だったと思います。アニメ声がちょっと気になりはしましたが、セリフを完璧に覚えて現場に来てくれたプロ根性には感激しました。それから、内田くんが想いを寄せるデザイナーの役は、本物のデザイナーで、何度かチラシを作ったりしてもらっている不破朋美さん。物憂げな雰囲気と桃井かおりチックな喋り方が魅力的で、前から是非一度出演して欲しかった方でした。ただ高野さんと不破さんというのが、あまりにある種対極のキャラで、1本の作品に同時に存在していいんだろうか?と作り手自身首をひねってしまうところもあったのですが。編集長を演じたのは、<天才ナカムラスペシャル>として多彩なアーティスト活動を行なっている中村拓さん、編集部の撮影は、実際に素人投稿雑誌を複数出しているコアマガジンの編集部を特別にお借りしました。また、2002年の3月に惜しまれつつ休園になった、向ヶ丘遊園でもロケをしています。

  ビデオ販売:2002年1月25日 エースデュース TEL.03-3407-4150

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