影たちの祭り そこに光と手があれば やがて生命(いのち)が動き出す
(2013年/HD/88分) [スタッフ] 監督・構成 ・撮影・編集:大嶋 拓 東京公演撮影:石田 直 特別協力:若林一郎 宣伝デザイン:秋山京子 撮影協力:劇団かかし座 製作・配給:「影たちの祭り」パートナーズ [キャスト] 飯田周一 石井世紀 市瀬愛香 菊本香代 櫻本なつみ 後藤 圭 □「影たちの祭り」公式サイト □「影たちの祭り」facebookページ |
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■2013年7月13日〜、東京、大阪、名古屋他にて公開 |
1952年に設立された日本で最初の影絵専門劇団「かかし座」。60年以上にわたって、さまざまな影絵表現を模索してきたこの劇団が、2009年から海外で巡演し、好評を博しているのが
「Hand Shadows ANIMARE(ハンド・シャドウズ・アニマーレ)」 である。数十種類の動物の姿を「手」の影絵だけで作り出す、大胆かつ繊細なパフォーマンスは、ドイツ、オランダ、スペイン、フィンランドなどのフェスティバルで大反響を巻き起こした。
「この手に、限界はない」を合言葉に、日々腕に磨きをかける出演者たち。この映画では、生命を吹き込まれた「手」が、まるで独立した生き物のようにスクリーンを飛翔する「神秘的な瞬間」を克明に描き出す。と同時に、これまで公開されなかったバックステージにもカメラを向け、創立60周年を記念した三大都市での国内ツアーや、ブラジル公演出発までの劇団員たちの姿を追う。
予告編
作り手のコメント
2012年の5月に鎌倉・材木座の光明寺で行われた「鎌倉アカデミアを伝える会」に出席した時、演劇科出身の劇作家・若林一郎さんが、かかし座60周年記念公演のチラシを出席者に配り、その宣伝をされていました。若林さんは劇団創立時から現在に至るまで、かかし座に数多くの台本を提供されている、まさに影の功労者です。その方が「最近この劇団では手影絵でいろいろな動物を作って演じる『ANIMARE』というのが評判になっていまして…」とおっしゃいます。
チラシには、ゴリラや子猫、渡り鳥などと、それらの演じ手の姿が折り重なるようにレイアウトされていて、それを目にした時から何だかそわそわと落ち着かなくなって来ました。それであとさきも考えず、数日後、若林さんとともに劇団を訪ね、代表の後藤圭さんに、「作品として発表するかどうかはわかりませんが、バックステージを撮影させていただけないでしょうか」と直談判しました。その時私はまだ「ANIMARE」そのものを見たこともなかったのに、いきなり「舞台裏を撮らせて欲しい」とお願いしたのです。ずいぶん本末転倒な話だと思いますが、何か自分には、この作品はとても魅力的で、そしてその裏側も、表に負けず劣らず魅力的に違いない、という予感めいたものがあったのです。(公式サイト内「監督のコメント」より抜粋。全文はこちらでお読みいただけます)
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