稲田登戸病院は、戦後間もない1949年に、
  国家公務員共済組合連合会が運営する総合病院として開設されました。
  半世紀以上にわたり地域の医療を担ってきましたが、
  経営赤字や地権者の土地明け渡し要求などの理由で、2006年3月末で閉院。
  04年秋には病院存続を求める8万人以上の署名が集まったそうですが、
  お上の決定を覆すことは出来ませんでした。
  ここで紹介した写真は閉院の少し前に撮影されたもの。
  枡形山に続く斜面に建てられた旧病棟はすでに取り壊されており、
  回廊だけが残っている状態でした。
  
  撮影:2005年11月29日

  ▼同所にて撮影した「記憶の眠る処(ところ)」(フォトドラマのページよりお入り下さい)